先日、2025年11月1日に開催されました「アステラス病態代謝研究会 2025年度研究助成発表会」に、研究助成採択者として登壇いたしました。

image.png

本会での発表は、2023年度の研究助成に採択いただきました研究テーマ「組織内代謝物分布解析を実現する機能化TLCの開発」に関するものです。まずは、本研究の遂行にあたり多大なるご支援を賜りましたアステラス病態代謝研究会に、この場をお借りして心より感謝申し上げます。

当日はこれまでの研究成果と今後の展望について発表させていただきました。発表後の質疑応答では、座長をお務めの先生より、研究の核心に迫る大変貴重なご質問をいただきました。先生から賜りましたご指摘は、今後の研究の方向性をより明確にする上で大変有益なものであり、このような深い議論の機会をいただけたことに、心より感謝しております。

また、他の先生方の最先端の研究発表も拝聴し、病態代謝研究における多様なアプローチに触れることができ、大変大きな刺激を受けました。

本助成研究によって得られた成果の一部を、ご支援いただきましたアステラス病態代謝研究会、並びにご協力いただきました関係者の皆様への感謝と共に、以下の通りご報告いたします。

1.学術論文としての成果

本助成研究に関連する学術論文として、下記を発表しております。

Fluorescent imaging of glutathione distribution in frozen tissue slices based on TLC tracing technology

Nishihara, T.+; Nishida, K.+; Tsukame, R.; Sugawara, Y.; Nagano, S.; Tanabe, K.

RSC Adv., 2025, 15, 26302-26307.

Simultaneous In Situ Detection of Ferroptosis-Related Multiple Molecules in Tissue Slices Using TLC Tracing and Raman Microscopy

Nishihara, T.+; Tsukame, R.+; Bando K.; Sugawara, Y.; Tanabe, K.

ASC Sensors accepted (2025/11/6)

ChemRxiv 2025, DOI: 10.26434/chemrxiv-2025-6s2mx

2.企業との連携による測定成果

上記の論文のうちRSC Adv.の研究においては、助成金の一部を活用し、株式会社エバ・ジャパン様にご協力いただき、ハイパースペクトルカメラによる組織切片の測定を行いました。 この測定成果は、同社ホームページにて測定事例として、ご紹介いただいております。

https://ebajapan.jp/research/